中学/高専向け数学塾「ナレッジスター」を立ち上げました.
皆さまこんにちは. ナレッジスター(Knowledge Star) 代表の
明松 真司(あけまつ しんじ) と申します.
本日はこのページをご覧頂き誠にありがとうございます.
このたび,仙台駅から徒歩12分の場所に, 中学生/高専生のための数学塾
「ナレッジスター Knowledge Star」を立ち上げましたので,ご報告致します.
場所は南町通のOffice24さまとセブン-イレブンさまの間の通りを進んで行くと
左側に見える「シャンボール一番町」の7階です.
もともと「トキワソーホー」というコワーキングスペースでした
この場所は,もともと「トキワソーホー」というコワーキングスペースでした.
(現在は既に閉店しています)
私は実は「トキワソーホー」をずっと利用していて,
閉店にともなって借り上げのお話を頂き,「ナレッジスター」の立ち上げに至ったわけです.
「高専」×「数学」の教育事業をずっとやってみたかった
代表の私は, 釧路高専情報工学科を卒業し,東北大学理学部数学科に編入学しました.
そして, 高専在学時代から今まで,ずっと数学を中心とした教育業を行なってきました.
最近では, プログラミング教育, ITのための数学教育などの
IT教育のお仕事も, 定期的に頂いております
「高専」とは何なのか
「高専(高等専門学校)」とは, 中学校を卒業したあとに進学する5年制の学校です.
現場で即戦力として戦えるエンジニアを養成するための工業系の学校であり,
「高校」とは全く別の学校です.
そして, 入学試験も高専独自のものであり,
とくに数学に関しては「配点が高い(ことが多い)」「難易度が高い」
という,特徴があります.
また,入学時のみならず,大学への「進学」の際にも,
編入学という,普通の高校とは少し違うプロセスを踏まなければなりません.
大学への編入学のときには,当然受験をしなければならず,
その試験も「編入試験」という,高校→大学とは全く異なる試験です.
「高専」向けの教育は提供されてこなかった
ところが, 中学校から「高専」に進学する学生さんというのは,
「高校進学」をする学生さんと比較すると,圧倒的に少ないのが現状です.
(たとえばクラス30人のうち, 高専を志望する学生さんは,せいぜい1名か2名くらいが平均
と思います. しかも, 高専がない地域の学生さんの高専への進学率は, もっと低いでしょう)
なので, 世の中にはたくさんの「塾」や「予備校」「家庭教師」などの民間教育業があるのですが,
高専に特化した,専門的な教育が提供されているところはほぼゼロに近い
というのが, 現状です.理由はもちろん
「高専生は少ないし,高専生を教育できる先生もいない」からでしょう.
【ここだけの話】高専生を受け入れて授業を行っている個別指導塾なども中にはあるのですが,高専卒で,高専の内部事情を知っていたり,経験に基づいた指導が出来る先生はほとんど在籍しておらず, 高卒の先生がそれっぽい教育を提供しているだけ,というのが現状だったりします.
しかし,やはり「高専入試」や「高専から大学への編入学」は,「高校入試」,「高校から大学への入学」とは全く異なる,独自の仕組みです.どうしても経験のある先生が経験に基づいた指導をしないと,効率のよい的確なことはなかなか言えないのです..
宮城県は「高専向け教育」が必要と言えそう
ところが, 宮城県には2つの高専があります.
- 仙台高専広瀬キャンパス (旧 仙台電波高専)
- 仙台高専名取キャンパス (旧 宮城高専)
このうち,仙台高専広瀬キャンパスの定員が120人.受験者数は187人(H28年度).
仙台高専名取キャンパスの定員が160人.受験者数は225人(H28年度).
というように,宮城県では定員280人に対して,412人が高専を志望しています.
ということは,宮城県には高専生が多いということにもなるわけで,
宮城県は全国の中では,高専生が多い地域と言って良いでしょう.
さらに, 宮城県内には 「高専」に特化した教育事業は
(私の目に入る範囲には)いまのところ存在しません.
さらに全国へも発信をしたい
さらに, 全国各地の高専生にも教育コンテンツを提供するために,
予備校のようにわかりやすい映像授業をここから発信をすることに決めました.
どこからでも何度でも,24時間受けられる「映像授業」という形式で,
全国各地の中学,高専生に「分かりやすい授業」をどんどん体感していただければ嬉しく思います.
そして, 映像授業には「良質なテキスト」をセットにして提供致します.


自習机&壁全面ホワイトボードで,快適な学習環境をお約束します.
ナレッジスターは, 自習机, 壁全面ホワイトボードという
「学ぶ」「教える」「議論する」「アイデアを記録する」
ための, 最高の設備で「快適な学習」をサポートします.
「高専教育」に風穴をあける拠点でありたい
たくさんの民間教育業がさまざざまな形の教育を展開しつづける一方で,
「高専教育」だけに関しては, ポッカリと穴が空いているのが, 今までは当たり前でした.
しかし, 高専生は「マイノリティ」ではあれど, 確実に一定数存在していますし,
「即戦力のエンジニア」を育てるという目的の学校ですから,
学ぶ内容は非常に高度で, ハイスピードです.
この「学び」を「民間からサポート」する. それが,ナレッジスターの目標です.
「高専教育」のあり方を変える. 風穴を空ける拠点でありたいのです.
エンジニアの底力は「数学力」
ナレッジスターでは「丸暗記に頼らない本質の理解」を追究します.
「数学は暗記」だという固定観念があります.
しかし, そうではありません. 数学の本質は
- 少数の基本法則から
- 論理的な議論を経て
- あらゆる法則を導き出す
ことです. このことを理解し,実践できるエンジニアこそが,
本当に数学を「使いこなし」,様々な技術を生み出して行きます.
にも関わらず,「エンジニアは使い方だけ知っていれば良い」という
暴論が,工学界隈でよく振りかざされるのです.
しかし,それではいけない.
本質を理解してこそ, その道具の使い方も分かります.
まずは本質の理解. そして,その上での「道具としての使い方」でなければなりません.
でないと,「自分が何をやっているのか分からない」
「言われたことしかできない」人材が,どんどん出来上がってしまいます.
私は,高専に入学し,卒業し,エンジニアになって行く学生のみなさんに
「底力」を持って,社会に飛び込んで欲しいとおもっているのです.
なので皆さんにはあくまで「本質」を「わかりやすく」伝えます.
「丸暗記に頼る」のは簡単です.目先のテストはそれで乗り切れたりしますから.
でもそれでは,高専入試や大学編入試験,
そして社会で起こるような現実問題に対処できる力は付きません.
皆さんがその本質を理解する「手助け」をナレッジスターが少しでも出来たならば,
本当に私は教育者冥利に尽きると思っています.
是非,一緒に頑張って行きましょう.
ナレッジスターをどうぞ,よろしくおねがい致します!!