みなさんこんにちは。ナレッジスターの明松です。
釧路高専の二次募集でした
本日は釧路高専の二次募集の試験の日でした。
僕と原口先生は釧路高専の門の前に立っていましたが、たくさんの受験生が声かけてくれました。
道外からの受験生がやっぱり多い印象だったな〜。みなさん本当におつかれさまでした。
合格発表
合格発表もなんと、当日中に行われるというすごいシステムで(笑)
すでにこちらから合格発表結果を見られます。
29名合格…これはすごい数字です。例年が「合格者数名」らしいので、
ちょっと異常事態なくらい今年は二次募集に出願した学生が多かった計算になります。
なんなら、「二次募集クラス」ができそうなくらい(笑)
ウイルスで騒がれている中、全国から釧路高専に集結したみなさん、
改めて、本当におつかれさまです。
釧路高専は実はナレッジスターの主要メンバー2人の母校なんです
実は釧路高専って、この記事を書いている明松と、もうひとりの原口の母校なんですよね。
僕らが受験したときって釧路高専の倍率ってだいぶ高かったんだけど、
なんせ北海道は15歳人口の低下に歯止めがかからないようになってしまって、
倍率が例年割れてしまう、というのが恒例化してしまいました。
(釧路高専の学力選抜は「異常に倍率が高い」ことで定評があるのですが、
実はこれは「見かけ倍率」と呼ばれる、あまり参考にならない倍率で、詳しくは
をご覧ください。)
倍率が割れると何が起こるか?
当然二次募集をやって、なんとかかんとか、
確保できるだけの学生を無理矢理にでも確保することになります。
そうすると、地元の普通高校に受からなかった、それこそ数学の四則演算もままならないくらいの
学生もなんとか確保してこなきゃ。。。という方向にどうしても高専は行ってしまいます。
その結果起こるのは、やはり学力低下。
だってそうだよね。地元の普通高校に受からなくて、いやいやながら高専に行ってるわけだもん。
そりゃ、意欲も学力も上がるわけはないよな。笑
釧路高専は「結構ピンチ」の高専なんです。
こんな流れが毎年毎年起こるようになり、実は釧路高専は学科改組において
昔は200人だった定員を40人も減らし、それでも倍率割れを頻繁に起こすようになり、
学力低下、でも留年率退学率は上げられないから現場の先生がひたすらに補習、でも手が回らない…
という悪循環が止められなくなり、どうやってこれに歯止めをかけるかが分からない状況が続いていました。
でも、今年は違う
でもねでもね。
今年は違うんだよ。
釧路高専、実は今年、「例年よりも深刻な倍率割れ」を起こしていました。
二次募集の募集定員を「若干名」から「相当数」に書き換えたくらいなんだから、
そりゃもう、ただ事ではない事態が起きていたんです。
でも、今年はちょっと例年と違う展開が同時に起こりました。
全国のみんな(道外のみんな)が、二次募集で釧路高専にチャレンジして、そして合格してくれたんですよ。
そこまでやれるっていうことは、正直凄まじいエネルギーです。
そのエネルギーの源泉は、おそらく「1次志望で失敗しちゃったけど、どうしても高専生になりたい!」という
熱い熱い気持ちだったわけだよね。そして、そんな最強のエネルギーを持った学生が、
今年はごっそり、二次募集で釧路高専に入ってくるわけだ。
これはね、例年ではあり得なかったことなんだよ。
最東端高専でひっそりと起きた革命なんだよ、これは!
釧路高専の先生たちは、二次募集で合格をした皆さんに、
とっても大きな期待を抱いているようです。
なんたって、全国各地から、「どうしても高専生になりたいんだ!」という気持ちを抱いた学生が
「釧路高専」という場所に集ってくれて、そして5年間の高専生活を送ると決めてくれるわけだもの。
釧路高専は君たちのことを心から歓迎しているし、心から期待をしてくれています。
ぜひ、高専生活を目一杯楽しんで、立派な高専生になってください。
僕たちからも大きな大きな期待とエールを送ります。
本当に合格おめでとう。
みんな、俺たちの母校をよろしく頼むよ!
君たちには釧路高専を変える力がある。
そんな力が釧路高専という場所に、奇跡的に集ったんだ。
日本最東端の、ピンチを迎えていた高専を、君たちの力で最強の高専に作り変えてくれ!
君たちの遠い遠い先輩からのメッセージでした。
Good Luck!!!!